ブランパン【BLANCPAIN】 THE STORY BEHIND THE BIRTH OF FIFTY FATHOMS 06-6636-6630 〒542-0073 大阪市中央区日本橋2丁目7番10号日本橋エクシーリスビル1F/2F 営業時間:11:00~19:00 定休日:火曜
2023年、ブランパン【BLANCPAIN】のフラッグシップコレクション《FIFTY FATHOMS(フィフティ・ファゾムス)》は、生誕70周年を迎えました。
そこで、簡単に開発秘話をご説明したいと思います。
初代[FIFTY FATHOMS]は、1953年に発表され、世界初のモダンダイバーズウォッチと言われています(画像参照)。
確かに世界初のダイバーズウォッチには諸説ありますが、間違いないのは、耐磁性とロック付きの回転ベゼルは【BLANCPAIN】が世界で初めて採用したという事です。
開発者は、1950年~80年までCEOを務めた、Jean-Jacques Fiechter(ジャン-ジャック・フィスター)です。
彼はダイビングが趣味で、ダイビングに熱中するあまり、フランスでのダイビング中に潜水時間を忘れてしまい遭難しかかった事がありました。
そこで彼は自身の体験に基づき、深海でも時間が読み取れる高い視認性、信頼性が高く、頑強であるダイバーズウォッチの開発を決意します。
隣人のジャン・パウリは、1950年代当時、パイロット・ウォッチ向けのケースを開発していました。
フィスターとパウリは、防水ケースについて意見を交換し合い、新しく開発するダイバーズウォッチに新しい試みを取り入れようとしました。
その一つが、ダブルシールのリューズです。
リューズが予期せず引き出されるような事があっても防水性を確保する為にリューズのチューブには二重のOリング(オーリング)が設けられました。
潜水時間を直ぐに確認できるように回転式のベゼルが採用されました。
更に誤作動しないように誤作動防止ロック機構が加えられ、ベゼルを操作するにはベゼルを押した状態でなければ回転させる事ができませんでした。
また、軟鉄製のインナーケースを採用する事により耐磁となりました。
新しいダイバーズウォッチを探していたフランス海軍のダイバー、Robert Maloubier(ロベール・マルビエ)大尉とClaude Riffaud(クロード・リフォ)中尉も開発に加わり、フィスターから提供された20本ものプロトタイプをテストします。
マルビエ大尉は、他にもブラックダイヤルと大きなケース、大きな夜行表示を提案し、採用されています。
そして、彼らは[FIFTY FATHOMS]のその卓越した性能を体験し、直ちにフランス海軍に採用される事となります。
そして、世界的にも高名なダイバーでもあります、Jacques-Yves Cousteau(ジャック=イヴ・クストー)もこの画期的な本格ダイバーズウォッチを1956年上映の映画「Le Monde du Silence(和名:沈黙の世界)」の撮影に使用し、その名声は広く世界に知れ渡る事となりました。
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