BLANCPAIN FIFTY FATHOM & FIFTY FATHOMS AUTOMATIQUE “MIL-SPEC” BIRTH SECRET STORY ① 06-6636-6630 〒542-0073 大阪市中央区日本橋2丁目7番10号日本橋エクシーリスビル1F/2F 営業時間:11:00~19:00 定休日:火曜
ブランパン【BLANCPAIN】を代表する本格ダイバーズウォッチコレクション≪FIFTY FATHOMS(フィフティ・ファゾムス)≫の歴史は、2組の男たちの想いが一体化する事によ り始まりました。
その一方が、1950年から1980年までの30年にわたり【BLANCPAIN】のCEOを務め、ダイビングに情熱を注いだ、Mr.Jean-Jacques Fiechter(ジャン-ジャック・フィスター)。
そして、もう一方 が、フランス海軍潜水戦闘部隊の創設者であり、海中での任務遂行の為に信頼出来るダイバーズウォッチを必要としていた、Mr.Robert “Bob” Maloubier(ロベール・“ボブ”・マルビエ大尉)とMr.Claude Riffaud(ク ロード・リフォ中尉)です。
1950年代初頭、ジャン-ジャック・フィスターはスポーツダイビングのパイオニアでした。
自らの経験に基づき、彼はダイバーの命を守れるかどうかは信頼出来る計時装置があるかどうかに掛かっているにも関わらず、そうした時計が販売されていない事を知ります。
そこで【BLANCPAIN】のトップとして彼は、自社の時計師達に水中での正確な計時という難題に取り組むよう指示したのです。
まず取り組むべき基準が”防水性“である事は明らかでした。
この問題を解決する為、彼は二重密閉構造のリューズシステムの開発に取り掛かります。
これによって、潜水中に誤ってリューズが引き出されてしまった場合でも、腕時計の中に水が入り込むのを防ぎ、内側に2つ目のパッキンが配されている事で、腕時計の水密性が保証されます。
ジャン-ジャック・フィスターはこの発明で特許を取得します。
そしてま た、ケースバックの密閉システムにおいても特許を取得しました。
他の既存のシス テムで固定されたケースバックでは、ケースバックを密閉する為に使われるOリングがケースバックをネジで固定する際に歪んでしまう事がある為、実際に問題が頻発していました。
※Oリング・・・合成ゴムや樹脂で出来たパッキンの事。密着性を高め、時計内部への水の浸入を防ぐ。ケースと裏蓋との間や、リューズ、巻芯、プッシュボタン、ガラス等、様々な箇所に用いられている。
このリスクをなくす為、フィスターは補助的なメタルディスクによってOリングが挿入され定位置で固定される方法を考案したのです。
フィスターは更にもう1つの問題に立ち向かいます。
潜水時間を測る為に使う事が出来る安全な回転ベゼルの開発です。
彼が考えたのは、ベゼルを回転させて、ゼロ位置を分針に合わせるというものでした。
これによって、ダイバーは分針を使ってベゼルに表示された目盛りを読み取る事で潜水時間を知る事が出来ます。
このような問題に取り組んだのは、フィスターが安全性を中心に考えていた事を物語っています。
誤ってベゼルが動いてしまう事で正しく計時が行われず、それが悲劇的な結果をもたらす事があります。
この為、フィスターは、ベゼルが 誤って回転してしまう事を防ぐロック機構を完成させました。
これによってもまた、特許を取得しました。
後に【BLANCPAIN】は、逆回転防止ベゼルを導入しますが、 これも同様に潜水中の安全性確保の為の機能です。
また視認性は、特に濁った水中の場合には極めて重要な要因であると認識されていました。
そこでフィスターは、≪FIFTY FATHOMS≫の直径を大きくし、イ ンデックスと針にホワイトの蛍光塗料を塗布する事で、ブラックのダイヤルとのコントラストを高めるというアイデアを考案したのです。
ムーブメントを自動巻にするという事も彼にとって重要な考えでしたが、それは自動巻にする事で、手巻きに比べリューズの摩耗を減らす事が出来るからでした。
次回に続く・・・
※今回のBlogは、とても詳しく載っていたので、【BLANCPAIN】から頂いたプレスリリースから抜粋させて頂きました。
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